お寺と教会の親なきあと相談室願生寺支部（大河内大博住職、大阪市住吉区）で10月10日、相談室が開かれました。

今年７月から月に１度のペースで開催され、この日が３回目。時折小雨の降るあいにくの空模様でしたが、障がいのあるお子さんを連れた２組の親子が訪れました。

お子さんたちにはそれぞれ、発達障がいと重い知的障がいがあり、災害時に避難所として開放される予定の同寺に、子どもたちが、いざという時に抵抗なく身を寄せることができるようにと、〝場所慣れ〟の目的で母親に連れられて来ました。

その後、親たちが相談員と話している間、子どもたちは概ねリラックスして過ごせていたようで、一同、ホッと胸をなでおろしました。

このような日々の積み重ねが、本人たちの「親なきあと」に、必ず役に立つ日がくるから、諦めないで続けることの大切さを話し合いました。

今回参加した 相談員は、いずれも障がいのある子の母親で、当財団の藤井奈緒理事、小迫孝乃アドバイザー、久保田あきみアドバイザーらが担当。支援学校卒業後の進路のことや、グループホームの入居などについて情報交換を行いました。

願生寺支部では、８月を除く毎月第２月曜の午後１時半～４時に、当財団のメンバーが入って相談室を開催しています。次回は11月14日です。